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第16回 2002年
2002北海道マラソン 2002/8/25 くもり レース中の最高気温24.0度
真駒内屋外競技場発中島公園着片道コース 完走男女計2249人
お帰りなさい!山口衛里
堀江知佳 大会新でマラソン初優勝
山本佑樹 カンバック&デビュー!
シドニー五輪7位の山口衛里(天満屋)が、約2年ぶりにマラソンレースに復帰した。
シドニー五輪後はケガや不調に苦しんだ山口だが、踏み出さなければ前に進めないとマラソン復帰を決めたという。結果は自己ワースト2番目の記録で7位だったが、再スタートの大きな一歩となった。
女子のレースを制したのは小出義雄門下の堀江知佳(積水化学)だった。4年前の高校チャンピオンで、初マラソンの00年長野でジュニア記録で日本勢トップ、若手有望株と期待されたがケガや体重コントロールなどで不振となり、前年の本大会では完走するのがやっとという成績だった。しかし、今年は前年と見違える走りを披露。例年より、若干気温が低めだったとはいえ、強風に各選手が苦しむコンディションの中、驚異の大会記録を樹立した。北海道からまた新しいホープが誕生した。
男子のレースを盛り上げたのは山本佑樹(旭化成)だった。強風で集団をリードする選手がいない。総竦みのレースに終わってしまうのかと心配されたが、その流れを打ち破り、30キロ過ぎから果敢に勝負を仕掛けたのが初マラソンの山本だった。
終わってみればマラソン4連勝のサムソン・カンディエの前に2位、タイムも2時間15分台だが、自ら仕掛けた終盤の10キロの走りは質の高い内容だった。
学生時代、仕掛けて、耐える闘志溢れる走りで駅伝ファンを魅了した山本。日大最後のシーズンはケガに泣き、旭化成入り後も我慢が続いたが、北の大地の初マラソンで、見事、復活デビューを果たした。
2002年上位成績 |
男子成績上位10 |
女子成績上位10 |
順 |
氏名 |
所属 |
歳 |
記録 |
順 |
氏名 |
所属 |
歳 |
記録 |
1 |
S・カンディエ |
ケニア |
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2:15:12 |
1 |
堀江 知佳 |
積水化学 |
|
2:26:11 |
2 |
山本 佑樹 |
旭化成 |
|
2:15:17 |
2 |
吉松 久恵 |
テレビ朝日 |
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2:28:49 |
3 |
松永 伸彦 |
安川電機 |
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2:15:27 |
3 |
田中 千洋 |
トクセン工業 |
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2:35:44 |
4 |
星 竜也 |
佐川急便 |
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2:15:31 |
4 |
B・ムラシャニ |
タンザニア |
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2:35:57 |
5 |
Z・バヨ |
タンザニア |
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2:16:14 |
5 |
天羽 恵梨 |
天満屋 |
|
2:36:45 |
6 |
丸山 光昭 |
YKK |
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2:16:46 |
6 |
寺内 多恵子 |
資生堂 |
|
2:39:24 |
7 |
綱崎 真二 |
九電工 |
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2:18:06 |
7 |
山口 衛里 |
天満屋 |
|
2:39:35 |
8 |
山本 章 |
協和発酵宇部 |
|
2:18:09 |
8 |
久家 悦子 |
沖電気 |
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2:47:50 |
9 |
佐々 勤 |
旭化成 |
|
2:18:23 |
9 |
草萱 昌子 |
静岡陸協 |
|
2:49:52 |
10 |
T・ゲブレ |
栗山米菓 |
|
2:18:57 |
10 |
小穴 智恵美 |
南安曇陸協 |
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2:51:11 |
北海道マラソン年別索引 |
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