☆ 特 集 ☆ 
北海道マラソン

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第14回 2000年
2000北海道マラソン 2000/8/27 晴れ レース中の最高気温30.0度  真駒内屋外競技場発中島公園着片道コース  完走男女計1788人

 セロンは死んでいなかった
 市河、初Vに感涙


 「セロン・ネバー・ダイ(Ceron never die)」来日した元マラソンの世界レート1位のディオニシオ・セロンはインタビューに応え、新聞がそう伝えるだろうと抱負を語った。かつて世界の主要マラソンで勝ちまくり、メキシコ勢初の世界選手権メダリストは充実感からセミリタイアしていたが、子供たちにせがまれマラソンロードに復帰した。復帰初戦はレース中の疲労骨折で途中棄権に終わったこともあり、北海道マラソンで健在誇示に意欲を滲ませていました。
 「セロンのコメントはリップサービス」と冷ややかに見る向きもあったが、セロンはそんな見方をあざ笑うかのように、気温30度の過酷なレースでレース巧者ぶりを発揮、34キロ付近のスパートで復活優勝を遂げた。
 シドニーパラリンピックで伴走を務めるという元世界選手権代表の倉林俊彰(YKK)が終盤追い上げ、セロンを苦しめた。倉林は同郷で同い年のオリンピック代表・川嶋伸次(旭化成)に対して「励みになる立派なレースができた」と語っていた。

 天満屋勢3連覇を狙う松岡理恵が初マラソンながら積極的にハイペースで飛ばし、レース前半を盛り上げた。この松岡を捉え突き放したのは昨年の世界選手権代表の市河麻由美(三井海上)。
 99名古屋国際で日本人トップとなり世界代表を手にした際の「大和魂」、「マラソンはヤメラレヘンナ」などの発言で人気を呼んだ選手だが、初優勝のゴール後も表情は神妙。期待されたユニークなインタビューはなく、感激の涙にくれた。
 故障でオリンピック選考レースに出られなかった悔しさ、ケガで走れない間に成長するチームメートらを通じて痛感した女子長距離の進歩の速さ。不安と苦しみを乗り越えてのフルマラソン初優勝だった。

2000年上位成績
男子成績上位10 女子成績上位10
氏名 所属 記録 氏名 所属 記録
1 ディオニシオ・セロン メキシコ 34 2:17:14 1 市河 麻由美 三井海上 24 2:32:30
2 倉林 俊彰 YKK 34 2:17:20 2 松岡 理恵 天満屋 23 2:35:10
3 綱崎 真二 九電工 27 2:18:02 3 安部 友恵 旭化成 29 2:35:21
4 米原 正人 アラコ 33 2:18:20 4 杉原 愛 大塚製薬 24 2:35:47
5 島嵜 貴之 ヤクルト 31 2:18:55 5 貴貫 広子 沖電気宮崎 26 2:37:54
6 マクセル・ムセンビ ケニア 27 2:19:13 6 永盛 真由美 セイコーインスツルメンツ 32 2:39:38
7 野呂 康一 日清食品 26 2:19:21 7 小松 ゆかり サニックス 26 2:40:46
8 ビスラート・フェケレ アラコ 19 2:19:49 8 大西 昭代 積水化学 22 2:41:35
9 小林 正幹 富士重工 27 2:21:09 9 レナタ・パラドウスカ ポーランド 30 2:41:40
10 南 忍 小森コーポレーション 26 2:21:41 10 山田 かおる 九電工 24 2:45:28

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 データは正確を心がけていますが、念のため公式記録等でご確認下さい。また、間違い等お気付きの際はinfo@sports-watcher.comまでお願いいたします。
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